皆さん、9月8日は「国際識字デー」という記念日だとご存じでしたか?識字とは、文字を読み書きし、理解する力のことです。
この記念日はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が識字の重要性について理解を深め、世界の識字率向上を目指すという目的で制定しました。世界的にみると約1億2,100万人に及ぶ子供が、満足に学校で教育を受ける事が出来ていません。さらに読み書きができないまま大人になった人は7億7,300万人以上にのぼるそうです。世界の総人口のうち約6人に1人が読み書きができない計算になります。
識字率が低いと知識や情報を得る事ができない、仕事が限られる、社会から孤立するなどの恐れがあります。識字率が世界でも上位の日本は、多くの人が中学校まで義務教育を受ける事ができ、文字の読み書きを学ぶ機会があります。この国際識字デーを機に、決して当たり前ではない恵まれた環境にいるという事を踏まえ、学ぶという事を大切にしていきたいですね。